令和7年8月31日
全子人権ヒ第012号
こども家庭庁長官 渡辺 由美子 殿
<供 覧>
衆議院内閣委員会委員長 大岡 敏孝 殿
参議院内閣委員会委員長 小野田 紀美 殿
こども家庭庁子ども家庭局長 藤原 朋子 殿
北海道知事 鈴木 直道 殿
北海道子ども政策局 東 幸彦 殿
札幌市長 秋元 克広 殿
札幌市子ども未来局 佐藤 学 殿
札幌市議会議長 長内 直也 殿
全日本実子誘拐被害者連合会
子どもの人権ヒーローズ事務局長 石田高貴
札幌市の民間学童保育「○○○○○」の実子誘拐被害を受けている親子に対する子どもが親から愛情を受けられるように尽くして頂いた対応への感謝について
拝啓 ますますのご清栄のこととお慶び申し上げます。当会は、ある日突然子どもが連れ去られ、会えなくなる犯罪被害によって、親子の穏やかな日常が破壊され、両親から愛情と養育を受ける子どもの利益を奪う実子誘拐犯罪を、日本社会から一掃することを願ってアクションを進めている全国の実子誘拐被害者の会です。
子どもが両親や祖父母から愛情と養育を受け続けることは、子どもにとって極めて有益な最善の利益であり、かつ子どもの人権でもあります。子どもの利益と人権を守ることは、子どもの健全な発達にとって好ましく、⾧期的に子どもの「最善の利益」に資することとなります。そして子どもの最善の利益を守ることは、子どもの成長を守ることであり、それは社会の未来を守ることであります。
子どもが両親から愛情と養育を受ける最善の利益を守ることは、この社会に暮らす大人として当然の責務です。
また、国会において法務省並びに警察庁は、親権を奪うために誘拐という犯罪行為(刑法224条未成年者略取誘拐罪に該当)によって子どもを自己の現実的支配下に置き洗脳し、子どもを利用した暴力(子どもに対して誘拐被害者の親が悪いと思わせる行為は警察資料ではDVだと断定)によって親子を断絶させる実子誘拐は、犯罪・DV行為だと国民に何度も説明をしております。そして、これら被害を防ぐために法務省は親子の絆は繋がり続けることが子の利益だと定義し、子どもの健やかな成長を願う与野党の圧倒的な賛成(共産党を除く)で共同親権法案が可決されました。これにより、親子の縁は結ばれつづけることが社会の要請であり、法的に親子断絶が不当な行為であることが明確になりました。
これらの状況から、我が国においても実子誘拐による親子の断絶行為が重大な問題として認識が広がっているところ、当会のメンバーであり実子誘拐の被害者でもある○○○○○さんが、8月18日(月)、長女が通う札幌市の民間学童保育○○○○○による札幌市円山動物園の遠足において、1年4か月ぶりに親子で楽しく会話することができました。
親子断絶の困難な状況にある中で、子どもが親からの愛情を感じる貴重な機会を与えてくださった○○○○○の関係者の皆さまに対し、当会として深く感謝申し上げます。そして、子どもが両親や祖父母から継続して愛情と養育を受けられることが「子の最善の利益」にかなうとの観点からも、今後ともご理解とご協力をお願いするところです。
つきましては、貴殿におかれましては、○○○○○のこうしたご配慮に対し、表彰・顕彰のご検討を賜りますよう、当会としてお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
以上
